おーい、中島!アニメ見ようぜー!

主にアニメや遊んだゲームについてレビューする予定。作品データベース、あにこれからの転載に加筆修正を加えたものが多いです。主観での評価、褒める時は褒めるがこきおろす時はこきおろす。更新ペースは不定期、したりしなかったりします 書く内容は短評です 一応加筆修正はその時その時で気まぐれでやります。

龍が如く6 命の詩。 短評

★★☆☆☆ 単体で見れば悪くない部分もあるが…シリーズの節目で盛大にやらかすのはどうなんだ?

 

秘密ってのはさ、そいつをバラされたくない人間がいるから秘密ってんだ

グラフィックのレベルが格段に上昇し、シームレスになって移動がスムーズになったのは高評価。5や0、維新で残ってた煩わしい店内でのロードが無くなって地味に快適に遊べるように。地味にシリーズ唯一の完全フルボイスであり、モブにもちゃんと声を入れているのも力の入れようがすごい。

バトルはリアル感が溢れて単なる喧嘩に終わらない爽快感が出るようになったのはいいが、動きがもっさりしていてガードの割れにくさが面倒な所は5から未改善なのが地味に気になった。

ストーリーに関しては色々と問題だらけだった。「アウトレイジ」で主演と監督を務めたビートたけし演じる広瀬の親分の過去や(今は芸能界から身を引いた宮迫博之が演じる)南雲、および広瀬一家のシナリオは血より濃い親子の絆を描けていて好印象、新たな中国マフィアや新体制のジングォン派との対立も面白かったのだが、他の本筋は尽く壊滅的。特に東城会の反乱は擦りすぎてくどいし黒幕の菅井も終始死ぬ寸前のどうしようも無いくらいのフリーザ(声優が中尾隆聖さん)レベルで小物だった、けど菅井は最後潔く自決できるだけまだ極道として立っていたのにそれすらせず悪あがきして警察にパクられる巌見恒雄…巌見絡みのシナリオは本当にしょうもない。染谷は格好良かったし最期は広瀬の親分の死と同じでかなり心に染みた。

遥関係の話は散々言われているので割愛するが、若気の至りで人様に迷惑かけまくりなので擁護できません。シリーズ随一の戦犯。ただハルトがいないと7外伝のあの感動シーンに繋がらないのも皮肉な事。

広瀬一家のシナリオは3の力也や琉道一家を思い出して面白かったのでそれに免じて多少評価を上げるが、ゲーム自体のボリュームも微妙で完結編としては明らかに役者不足だった。とはいえ、広瀬の親分の最期は1の風間のおやっさんの最期のオマージュで、あのオマージュに関しては5や6が嫌いな自分でも感動した。