おーい、中島!アニメ見ようぜー!

主にアニメや遊んだゲームについてレビューする予定。作品データベース、あにこれからの転載に加筆修正を加えたものが多いです。主観での評価、褒める時は褒めるがこきおろす時はこきおろす。更新ペースは不定期、したりしなかったりします 書く内容は短評です 一応加筆修正はその時その時で気まぐれでやります。

超かぐや姫!短評

★★★☆☆ 兎にも角にも凡庸、全体的に見れば悪くないが世間が騒ぐほどの面白さはない

 

ヤオヨロ〜!

ネトフリのオリジナルアニメ。まさかの大バズりでアニメ映画として劇場公開まで漕ぎ着けた異例の作品。

異様なまでに高評価されている異常事態となっているが、個人的には全体的に悪くはないもののとにかく心を掴まされるようなものが無かった。

ストーリーに関しては大筋は原典である竹取物語をなぞりつつ現代のVTuber活動にスポットを当てた独自のものとなっているが、Vに興味が無い自分からしたら題材時点で別にそこまで興味を唆られるものはなかった。バトルもの要素、音楽要素、ファンタジー要素の中核となる物語の要素がどれもバラついていて、派手で印象的なガワに反して全編通して中途半端でドラマ性や盛り上がりに欠けるインパクト不足が目立つ。

月からやってきた設定を活かすのか?ツクヨミという仮想現実の舞台を活かすのか?という点では設定面も期待していたが、これもイマイチ。月世界のお迎え軍に関しては珍妙な姿をしているのとヤチヨと接触した時に何故かあっさり引き下がるところ以外なんか全体的にぼんやりとしており、彩葉たちと交戦してそのまま他に触れられることなく終わったのであの軍勢はなんなのか、仮想空間へ侵入できるハイテク種族なのかとかの説明がないから頭抱える。仮想空間に関しても「ライブやバトルを見せるための舞台装置」程度でしかなく、サマーウォーズみたいに仮想空間で激しい電脳戦を繰り広げるとか電脳空間SFものだからこその展開を想像していたのに実際はしょっぱいバトルばかりでただの劣化SAO。結局何を売りにしたいのか伝わってこない。

キャラに関しても成長のための展開や人間ドラマとかが薄く、騒動を起こす問題児だったかぐやが彩葉の支えになる展開もまあ在り来りで、彩葉に関する掘り下げも起と結だけ定めて承と転を放り投げているせいで成長が皆無。親との因縁も特に何事もなく普通に解決。なら主人公の母親毒親にする必要あった?ライバルの男キャラはメロいとかオタク釣るための餌くらいの造形で印象薄かった。悪者を作らせないようにした結果ヘイト管理が中途半端になり、物語全体の歯車が弱くキャラに深みが出なくなっている。

とはいえ、悪い所ばかり上げてきたがいい所もある。ボーカロイド曲のカバーの演出やアイドル曲味とボカロ曲味をミックスさせたようなオリジナル楽曲、そして可愛らしいキャラデザのキャラクターたちによるライブシーンの質感は素晴らしい。ヤチヨの声優の早見沙織さんの美しい歌声、かぐやの声優の夏吉ゆうこさんの可愛らしい歌声もライブの魅力を引き立ててくれている。バトルシーンの作画も躍動感を感じられ、戦略性も兼ね備えているためワクワクさせられた。マップの仕様の穴をついた進軍、一進一退の激しい攻防戦がハラハラさせられ、こちらもまた見どころのひとつとなっている。

ラストシーンの方で明かされたかぐやの秘密、ヤチヨの秘密については、正直タイムパラドックスとか電脳生命体とかSF要素が強いとは思いながら、扱い方が下手。致命的なまでの説明不足やぶん投げのせいでこの設定なんなん?って悪い印象が勝る。

ライブシーンや曲のおかげで勢いだけは最高にあるとは思うが、ストーリーについては褒められる部分よりも気になる部分の方が多く、面白いとは言い難い出来。神作と手放しで褒められるとは言えない、個人的には少なくとも外面は良いが中身が薄っぺらい凡作以上の印象が無かった。

【速報】今までのゼッツ、全て夢だった

ゅぅゃは何がしたかったの…?

しょうみここから面白くなるなら令和の仮面ライダーブレイド名乗っても許されるとは思うけど、ここで全部莫の悪夢として扱ってリセットしたってんなら、話に収拾がつかなくなったから無理やり話変えたとしか思えんね。後半次第だけどどうなることやら…

超かぐや姫!超簡単な所見

令和でこんなに過大評価されてる凡作見た事ねぇよオレ…

別に冷笑するつもりは微塵もないけど、確かに良いとこは良い、でも言うほど面白いか?これ…以外の感想が浮かばない作品。

ボカロは別に嫌いじゃない、VTuberは正直名前だけ知ってる程度で見てみたが…正直微妙。話題性は高く人気作みたいだが俺のような捻くれた人間にはそこまで面白いとは思わなかった。ぶっちゃけ過大評価もいいとこ。

作画やキャラデザのクオリティは高いが、正直それを見せたいくらいの感じで、中身としてはまぁ普通。バトルがやりたいのかライブがやりたいのか、どれもこれも中途半端で大して魅力を感じられない。キャラの掘り下げは無くはないけどあっさり気味で、それに伴って話も薄味に。ご都合主義!とは言わないけど、波乱万丈やドラマ性が薄くて盛り上がりに欠けるのよ。持ってる側の人間の成功描写が続くからまぁ、うん…さいですか…以上の感情が湧かない。

映画あるあるではあるんだけど、これ1クールアニメとかならもう少し尺も使えてただろうし、話に尺をさけたんじゃないのか?とはなる。

結論 レヴュースタァライトと同じタイプ。ストーリーがパッとせず意味不明、しかしハマる人にはハマる。俺は前者が刺さらないタイプの人間なので面白いとは微塵も思いませんでした。

魔法少女ノ魔女裁判 短評

★★★★★ ダンガンロンパのパクリという先入観を覆した意欲作、二番煎じには終わらない魅力溢れるシナリオとキャラ

ビンを炙ったら【炙りビン】になるよ!

第一印象や発売前の評判が「これダンガンロンパじゃね?」だった、クラウドファンディングで資金を募ったAcacia制作のインディーズゲーム。

ストーリーを語るとするとあれやこれやネタバレに抵触しかねないのでザックリとした説明になるが…鬱展開や衝撃的な場面の凄惨さの表現は上手く、登場人物達が被害者として発見されるシーンの衝撃度やバッドエンドへの誘導など、驚きや恐怖に直結する展開が魅力。反面処刑シーンはほぼ1枚絵の差分で済まされており思ったより…という感じはあるが、その分はしっかり登場人物の掛け合いで凄惨さや悲壮感を補強しており、見応えあるものになっていた。

魔法という設定を上手く活用した舞台構築、トリックへの組み込み方の巧みさが要所要所に出ており、殺人事件のバリエーションやありえないだろという状況に説得力を持たせていたのが特に良かった。推理ものはトリック成立のためにどこかしらを大味にしなければならない部分が必ずしもどこかで生まれるものだが、まのさばはその点大味な部分すらも物語へ組み込めていた。

キャラクターに関しては結構良かった。トラウマの描写や登場人物の禁忌や地雷からどんどん人間関係が拗れてゆく様が惨たらしく、感情を揺さぶられる。シェリーのような空気が読めないけど明るくフレンドリーなキャラ、アリサのように口調が粗暴ながら根は常識人で態度とは裏腹に放っておけない優しさを持つ人物と、キャラの多面性に重きが置かれているのだろう。

ただ、黒幕はもちろんとして要所要所の言動の酷さで株が下がるキャラもちょくちょくいるんだよな…とりわけ酷かったのが夏目アンアン。登場人物随一で悲惨な過去や毒気の裏返しでリアリティのある言動で評価される部分のあるココ、曲がりなりにも行動の末に多少の手がかりは残したりポンコツとはいえ役立つ時もあったナノカと違い、終始横柄な態度や全編通して役に立った場面や活躍が特にない。黒幕と違って参加者側であるのに、彼女の好感度が上がる要素がほとんどない(あるとすればノアとの絡み程度)のが惜しい。こういうゲームにこそダンガンロンパの通信簿みたいに愛着湧く要素があればなぁとつくづく思う。その場合フルボイスな関係上声優さんのギャラもかなり跳ね上がるだろうけど…

ゲームシステムは物足りない部分もあるがストーリーの完成度の高さでチャラになってる所はあると思う。系列のゲームも2本作られてるみたいだから今後のアカシアの世界観展開が楽しみすぎる。

ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 短評

★★★☆☆ 言うなれば戦隊版「仮面ライダーディケイド」、いい意味でも悪い意味でもしっちゃかめっちゃか

俺は所詮、この世のはぐれ者…

スーパー戦隊50周年記念作品にして最終作を飾る本作。「ユニバース大戦」なる様々な戦隊が入り交じり戦うクロスオーバー的な世界観で各作品の戦隊レッドやゴジュウジャーに選ばれた者たちが指輪をかけて戦うといった内容。

本作に関してはXとかyoutubeではそれなりに肯定的な意見が多いが、個人ブログやレビューチャンネルといった所では否定的な意見が多い。仮面ライダーのお祭り作品みたいな評判となっている。で、自分的にはどうなの?と言われたら…まぁ、思ったよりは楽しめたけど正直全体的な感想はドンブラザーズとそんな変わらんくらい。駄作寄りの凡作。

ユニバース戦士というディケイドのリマジライダーのような設定、戦隊に選ばれた人々が指輪を使って変身するという世界観は、「願えば戦隊になれる」という子供のあこがれを投影させた感じで、斬新で面白みのある設定だと感じた。歴代戦隊の戦い方を取り入れつつオリジナルにない要素を取り入れることで、差別化や本家とのアンチテーゼの表現を行うという手法は独自性を感じる。

一方で全体的なストーリーは親父の井上敏樹が書いた脚本のドンブラ同様にトンチキ要素に振りすぎた反動で、全体通すととにかくそこかしこに粗が目立つ。ユニバース大戦とか厄災とか前回の指輪争奪戦、ロボの墓場とか意味深なワードを沢山出した割にそのどれもが扱いが中途半端で、クロスオーバー要素を押し出したいがために無理やり付けたハリボテのような設定にしか見えないのが致命的。ギーツやガッチャードでも見られたけど、大層な設定を持ち出した割に扱い方が杜撰でふわっとしてるのはどうなんすかね?

キャラクターは概ね魅力的。癖はあるがどのキャラも自分の願いに忠実でギャグパート、シリアスパートどこやらせても魅力的な要素が溢れ出ていた。敵側の勢力であるクオンの気持ち悪さや直情的で粗暴ながら部下思いで熱いハートを持ち、自ら厄災に染まっても礼儀を貫き通すファイヤキャンドル隊長の男気、陸王とブーケ嬢の関係とか見所は多かった。一方でリボンが雑に退場したり、テガジューンが結局何したいん?状態になっていたりと脚本の都合でキャラの動かし方が二転三転してしっちゃかめっちゃかになっていたのはわりと致命的だった。熊手とかグーデバーンは特に色々やれただろ…

戦闘シーンとかクロスオーバー要素に光るものはあったし(特に高岩成二さんのゲスト出演とかオリキャスのサスケ客演)、多分ディケイドが最終回まで放送されてたらこんな感じに落とし所付けられてたんだろうなぁとは薄々感じる。ガッチャードのレジェンド回を毎回やってたような作品。良作では断じてないが光るところもあるし毛嫌いするほど嫌ってはないし駄作まではいかないレベル。正直、戦隊最後だから爪痕残すのに必死になったからこういう形で終わらせようとしたんだろうなぁと言うのは伝わる。しかし作品の出来としても作品外トラブル的な意味でも、有終の美とは言い難い作品となってしまったのはやや心残りか…

名探偵プリキュア! 所見

キュアアルカナ・シャドウ(CV:東山奈央)の人気えぐくね?まだ本格的に登場してないのにアンサーとミスティック差し置いて話題になっとるやん…

それはさておき、今の絶望しかないニチアサにおいて希望が見えてくる作品だってのは間違いない。

回を追うにつれて話が複雑怪奇につまらなくなっていくゴミ作品の「仮面ライダーゼッツ」、それと比べれば遥かにマシなもののやはり畳み方や展開の粗雑さは否めず肯定も否定もしづらい出来の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」、そしてまだ未知数の「超宇宙刑事ギャバンインフィニティ」…先行きの見えないニチアサ作品群としてはわりと頑張ってるし今後に期待出来ると思う。

序盤はあんなとみくるの2人主人公制で話をすすめながら関係性を深めていくのかな?まほプリみたいな路線になりそうでまほプリ好きな私としては期待大。みくるにあんなのお母さんの若い頃の姿説が出ているが、流石にそれは安直すぎないかと俺は思ってる。だがこれは早計故に話を進めないと分からんことではあるよね。

ジェット先輩、CV:梶裕貴なんだ…テガソード様は今度は妖精になられた模様。松岡禎丞が声優を担当するイケメン悪役とか結構キャラデザや声優が良すぎる!キュアアルカナ・シャドウはEDのニコニコ顔が可愛いから多分アレなんだかんだで味方堕ちしそうな気するんだけどどうですかね?今年のプリキュアは久々に期待できそう。

ただ、前作の「キミとアイドルプリキュア♪」はアイドルもの要素が形骸化してて色々詰め込んだ結果薄味で中途半端な出来になってしまったから、わんだふるやひろがるスカイみたいな論外レベルの出来にはならんにせよ、不安要素もちょこちょこあるのが怖いと思います。まぁ見てみないことには始まらないので…

その謎、キュアット解決!

ラブライブ!シリーズ 簡易的まとめ

おはこんばんちは。好きな台は北斗の拳暴凶星、炎炎2より甘デジ炎炎派(2紅丸も普通に好きだけど399は金なしにキツすぎる)、エヴァはシンエヴァでタコ負けして一切打ってない養分パチンカー、中島野球しようぜです。

 

今回はラブライブ!アニメシリーズについて軽く総まとめしてゆきたいと思います。酷評や暴言混じりでもあるので注意。

ラブライブシリーズと言えば脚本だのシリーズの派閥がどうのこうの、荒れる話題に事欠かないシリーズだし、ラブライバー民度の低さも度々話題になる界隈ですが、今回はそういうの抜きに、アニメとしての評価を主にピックアップして個人の感想も交えつつ語れたらと思います。

 

ラブライブ!

世間的評価 ★★★★★ 神作

自分の評価 ★★★★☆ ギリ良作

多分いちばんシリーズで評価高いのはやっぱりこれ、花田脚本が苦手な自分ですが、無印ラブライブはそれなりに楽しめました。誇っていいレベルだとは思う。前回取り上げたアイマスもそうだけど、無印系の作品は原点にして頂点みたいに大きく評価される傾向にあるよね。ライブシーンも現行のアイドル作品に負けず非常に高クオリティ。「START: DASH!!」、「Snow halation」を筆頭に印象的な楽曲の数々と、風景とダンスシーンや物語との照らし合わせによって盛り上げ方は完璧に作用している。

全体的なストーリーラインは、1期廃校を阻止するためにメンバーの加入を描きつつアイドル活動を頑張るという、シンプルながら王道的なグループ結成物語。2期はメンバーの掘り下げや日常回を描いてラブライブ優勝を目指す、マルチな軸での展開が描かれている。大筋に限った話でいえば完成されていて面白いと思う。3話の僅かな観客からの初ライブ、1期4話のかよちん回、エリーチカとの軋轢を解消して仲間入りする8話、これらの印象的な回からも分かるように、μ'sの結成と成長を丁寧に描いている。2期も1期の延長線として良く出来ており、1期ではギャグ要員程度の存在感しか無かった凛の掘り下げ、希と絵里の出会いといった掘りさげパート、ライバルユニットであるA‐RISEの登場といったワクワクする要素は多く、物語の導線を上手く引けていた…が、にこの家族回やダイエット回など、無駄に話数を使ったりキャラの株を下げる話を作ったりで、持て余した末の迷走も見えていた。大会絡みの話もほとんど形骸化しており、1期で見送られた分濃厚な描写をやるのか?と思ったらラブライブ周りの話が薄くてあんまのめり込めなかった。普通にラブライブ関連の話で個人回絡めれば良かったんじゃないですかね?導線引くだけ引いて満足して、全体的な物語のボリュームが大きく減少したのが難点。劇場版に関しては良くも悪くもミュージカルとしての演出面を考えるとなかなかに面白かったが、ストーリーは本編の焼き直しでやや淡白。シリーズ1作目だし多少の粗は仕方ないと言えば仕方ないが。

一方でキャラの扱いやコントロールは途中から物凄く下手になったと思います。後のシリーズにも引き継がれてしまう問題点の『キャラ格差』だが、本作は極端な空気キャラこそいないものの、加入がやけにあっさりし過ぎ、途中で凄まじいヘイトを稼ぐ等話の展開に合わせて割を食うキャラがちょこちょこいた。凛と一緒に花陽のついでで加入し個人にスポットが当たらなかった真姫、態度のデカさとμ'sをバックダンサー扱いする器の小ささを持つにこ、意図的に空気にしたり嫌われるように描いているようだが、物語的にうまく扱いきれていないんだろうね。にこまき自体はμ'sで好きな組み合わせなだけにこの2人の扱い悪いのは、花田はもしかして嫌いなんか?にこと真姫どっちかは少なくとも…と邪推してしまう。

で、このキャラコントロールの下手さで一番割を食っているのが1期終盤の留学騒動。留学を隠蔽する大戦犯、南ことりとグルになっていた園田海未、この2人を中心にどのキャラも大して動かない。穂乃果は終始曇り続ける。希はエリーチカの時は今まで中立的に接してたのにここぞと言う時に何もしない、にこはシンプルにウザい、1年はずっと空気。なんかひたすら穂乃果が不憫になる。挙句に海未は穂乃果がウジウジしてるのを見て「あなたは最低です!」とビンタ。(最低なのは)お前じゃい!で、結局海未はどの面下げて彼女にビンタしたんですか?そもそも海未はビンタできる立場ですか?留学の事実隠蔽して言い訳がましく弁解することりと、ことりにはやたら甘く(自棄でアイドルやめると言い出したとはいえ)穂乃果は問答無用で殴る海未…こいつらほんましょーもねぇな。馬鹿じゃねぇの?これのせいで一時期ことりの人気が最下位になるまで落ち込んだらしいですね。名誉挽回も特にないどころか海未は顔芸要因にされたし、花田やラブライブ運営のキャラを蔑ろにする悪癖はこの頃からあったんだろうなとガタイで分析。総じて出来は良いけど今見返すと(キャラ関連で特に)粗が目立つ、そんな作品だと思います。

 

ラブライブ!サンシャイン!!

世間的評価 ★★★☆☆ 賛否両論

自分の評価 ★☆☆☆☆ 何これ?

無印が社会現象になるレベルのヒットをたたき出した故に偉大な前作と比較される悲しき2作品目…なんてことはなく前作以上に粗が目立つわ脚本やキャラは記号化するわで普通に出来が悪くなっただけの単純な駄作。しかしぶっ刺さる人には高く評価されている、賛否両論な問題児。コンテンツ自体は聖地沼津の活性化等作品の評価とは裏腹に町興しに貢献しているだけに叩きづらいのだが、アニメだけ頗る文句が出る内容なのは頂けんよ。

ライブシーンは曲や映像美については特段文句はないのだが、如何せんストーリーの粗雑さが目立って思ったより素直にのめり込めない。良く最終回のレギュレーション違反や意味不明な謎ミュージカルが批判されてるけど、それについてはそれが全てなので割愛。個人的にアカンと思ったのは未熟DREAMER回。「やっぱり話し合いって大事」ってフリットじいちゃんも言ってたでしょーが!!元を辿れば3年生3人が1年の頃にきちんと話し合えば2年間も拗らせずに済んだと言うのに、話の都合やキャラ設定に合わせるためにわざと2年の間も疎遠にして連絡取らせなかったのは流石にみんな話し合いしなさすぎ。報連相が出来るかを女子高生に求めるのは酷とは言っても、そこまでは出来なくていいからせめて最低限意見交換はしとけや。

このように「シナリオの都合に合わせるためにキャラの知能指数を下げたり性格をねじ曲げたり行動をめちゃくちゃにする」という展開が馬鹿の一つ覚えみたいに繰り返される。序盤のAqoursのメンバー勧誘はまぁ悪くない、というか無印のメンバー探しを踏襲しつつ凛や真姫のような「ついで加入」がないよう配慮もされておりきちんと改善はされている。しかし、問題は廃校が決定して以降。総じて無印の劣化という粗末な出来に成り下がる。廃校を喜ぶ不謹慎なシーン、魅力に欠けていたライバルグループのSaint snow、2期の1年と3年の喧嘩、んで実際に廃校が決定してからの「ラブライブなんてどうでもいい」宣言。廃校が決まったので抗います、んで大会も出場して優勝目指しますという、無印の流れを踏襲しておきながらその実態は二番煎じどころか無印の流れを不快になるように改悪しただけ。全体的に不快になるというか、わざわざイラつく場面を入れないと話作れねぇのかとツッコミたくなるような、ガタガタな上に見てて何一つ楽しくないカスみたいなシナリオ構成で呆れた。犬を拾う回は無印の雪かきの下りの劣化なシリーズ屈指の無駄回。しかもあっちはスノハレで多少はトントンに持ち込めたというのにこっちはライブすらない。廃校が最終的に決まってしまったのでせめて名前だけでも残したい!というのは無印との差別化点ではあるが、閉校前の思い出作り!みたいな描写もうっすいというか…劇場版の出来も(身勝手な大人たちのエゴを見せられる前半シーンや後半の2期の聖雪回の焼き直し)まぁ酷かったし…

キャラ描写も酷かったね。千歌は明るさと単純にバカなだけを履き違えて頭が悪いうるさいだけのキャラ、ヨハネ厨二病キャラがくどすぎる、花丸は個人回以降は食ってるか嫌味言うだけのデブ、果南は姉御肌と見せかけてやたら陰湿なキャラ…キャラの個性を押し出そうとするあまりに個性と癖を履き違えて暴走して、キャラのイメージをマイナスに傾けてるのよな。加入時点では全然そんなこと無かったのに、2期はそれが顕著に現れてた。総じてシナリオもキャラも真面目に作る気がないというか、無印が受けたし聖地も興せてるからアニメが多少手抜きでもいいだろ!みたいな制作陣の浅慮を感じた。

幻日のヨハネ?あー、うん…覚えてねぇや(真面目に評価するとしたら、ファンタジーがやりたいのか自己啓発物語がやりたいのかとにかくチグハグすぎてつまらなかったです)

 

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

世間的評価 ★★★★☆ 良作

自分の評価 ★★★★★ 神作

キャラデザや脚本、制作スタッフを変更し、ソロアイドルにフォーカスを当てたこれまでのラブライブ!とは一線を画す意欲作。ソロアイドルなだけに全キャラに個別ライブが与えられているが、ミニユニットやグループライブも完備しているので、キャラの個性を反映した多彩なライブを楽しめる。

全体的なストーリーは過去2作とは打って変わって丁寧になり、キャラも均等に出番を与えつつ魅力的に描かれていて、制作陣の「このキャラを魅力的に描こう」というひたむきな姿勢を感じとれる。特に過去作で批判されていたキャラの露骨な改悪、出番格差の存在などの大きな問題点が解消されているのと大きい。極限までに配慮の行き届いた工夫が成されている。また、本作では高咲侑というスクールアイドル同好会の一員でありながらアイドルではないという特異な主人公枠を設けられた。心優しくアイドルに対する熱意、自分はアイドルを応援する側ではあるが、そうだからこその視点を持ち合わせているキャラとしても描かれていて、非常に魅力的な主人公となっていた。挑戦的な試みをどれも成功させたのは、ひとえに制作陣の努力の結晶と言うべきか。一方で花田派のファンからは「勢いに欠ける」「大会に出ないのはちょっと…」「物足りない」などの否定的な意見も少なくない。自分は花田脚本が苦手なのでむしろ虹ヶ咲学園の方が作風的には好みとは思うのだが、こればかりは視聴者の好みに左右されるのでまぁいたし方ない。とはいえ本編、映画ともにシリーズでも高く評価されている作品ではあるのは間違いない。

ストーリーラインは上記の通り、勢いには欠けるもののキャラの描き方やドラマの完成度、ライブシーンとどれもバランスを取りながら話を展開する方式となっており、ソロアイドルという特徴と個人回というキャラ個人にフォーカスを当てたシナリオのシナジーが噛み合っていて総じて完成度が高い。初期の話から面白かったが、特に5話のエマ回、6話の璃奈回から徐々にブーストが掛かりそこから右肩上がりに面白くなっていった。ラストのスクールアイドルフェスティバルは、集大成の楽曲である「夢がここから始まるよ」も相まって感動させられた。2期は栞子、ミア、ランジュの3人の新キャラを交えて、ユニット同士の絡みやキャラの絡みを更に増やして物語の幅を広げていた。同時に、1期では接点のなかった侑としずくの絡みを大きく増やすなど、1期の反省点も取り入れており、多彩なキャラの絡ませ方を披露してくれた。新キャラ3人も元々はスクスタでの数々の悪行が祟って蛇蝎のごとく嫌われていた(自分はスクスタに関しては未プレイでストーリーもほとんどがPixiv大辞典やYoutubeのストーリーの聞きかじり程度にしか知らないが、当時のあの3人が嫌われていたことだけは多少耳にしていた)のだが、元がヘイトキャラとは思えないくらいに魅力的でいいキャラに仕上がっていた。ランジュは侑の姿勢を否定しながらも真っ当な指摘をしたり、スクールアイドルフェスティバル開催の危機に手を差し伸べる、口調はキツいが根は優しい子みたいにキャラとして不快感なく調理できていたし、栞子もスクールアイドルに対する憎しみや逆恨みといったスクスタでヘイトを買ったキャラ付けが解消され、キャラ的に不快感なく見られるようになった。(栞子は逆に個人回まで大人しくなりすぎた?とは思ったとはいえ)新キャラが嫌われたり、スクスタの炎上にはアニメ制作陣も思うところがあったのだろうか。総評としてはキャラ、シナリオ、ライブどれも魅力的な快作だと思います。作中でラブライブを否定する行動を取った作品でありながらここまで評価が高いのは、やはりラブライブに拘らない自由な作風から為せる技だと確信した。

 

ラブライブ!スーパースター!!

世間的評価 ★★☆☆☆ やや否寄り

自分の評価 ☆☆☆☆☆ ノーコメント

駄作。最悪のアイドルアニメ(シャニアニがでる以前のアイドルアニメの中では)。悪い意味でいつものラブライブ。アニメ外でのトラブルも多く作品の質も相まってあまりいい評価は聞かない。これの何が酷いのって、脚本の出来は当然悪いし、キャラもマジで不愉快だし、ライブシーンも脚本のせいで滑ってるし、過去作の展開やネタは使い回すしで、最初3話の掴みのよさとは裏腹に中身の下がり具合がえげつない。

可可とかのんがアイドル活動を始める、というつかみは良く、やさぐれていたかのんが可可のアイドルへの熱意に触れて、避けていた音楽の道へ再び舞い戻るみたいな再起展開が熱い。しかし今思えば2人が一番魅力あったのはここがピーク。4話~6話は粗はあるとはいえまだ見られるものの、7話からは本当に擁護出来ない。正直、今見ても「学校開学1年未満で廃校」という設定は正気の沙汰とは思えないバカクソ設定だと思うし、恋の「お母様はスクールアイドルを後悔していた」という勝手な思い込みもなんでそこだけピンポイントで記憶ぼかされてるんだよとしか突っ込みようがない。10話のすみれ虐めや最終回のサニパ謎勝利とか、本当に唐突に展開がお粗末になったよな…

と思った矢先にあの2期だよ!!

2期の評判の悪さはご存知の方もいらっしゃると思いますが、可可とすみれの関係性を押し出した割に1期から引き続き軒並みクソみてぇな関係描写、可可は自分の都合で周囲を振り回すクズ、すみれはひたすら可可のために動かされるピエロ、恋はギャグキャラ化でほぼ再起不能、千砂都は実力不足を蒸し返す嫌な奴、かのんはなんか教祖化してオニナッツの悪行を見過ごしたり、かと思えば9話のすみれにはキレてかかったりと整合性のせの字すらない電波キャラに…1期に輪をかけてキャラが酷い。また、せっかく加入した2期生はきな子は空気だし四季メイは加入回だけ良くて後は薄いキャラになったし、オニナッツは純粋にクソキャラ。オニナッツが銭ゲバキャラになった動機も「とりあえずお金貯めたい」という他人の好意を踏みにじるまでした割にはあまり同情できるものでは無い。多分安易に家が貧乏みたいにするとシラケるからリアリティある動機にしたんだろうけど、かのんの善意を無下にするほどの説得力がある訳でもないのにそれで共感性持たせられるかどうかは絶対無理だよ。だったら家が貧乏か大家族みたいなベタな理由の方がまだマシですよ。スパスタと同じNHKアニメの「あはれ!名作くん」のむすびも守銭奴キャラだけど、あっちはベタに家が大家族だからみたいな設定だけど、不快感は少ないしちゃんといいキャラになってるんだよなぁ。同じNHKアニメなのに子供向け教育アニメ以下の民度銭ゲバアイドル出しておいて恥ずかしくないのかよ?(3期ではオニナッツが精神的に病んだみたいな描写を挟むことで多少説得力を持たせられるようになったが、依然として描写的には弱い)マルガレーテは小物臭いわ言動がカス過ぎてヘイト貯めるわで散々でしたね。3期で好かれるようになったのは良かったですが、如何せん第一印象がゴミカス過ぎた、サニパを蔑ろにした割にライバルとしても魅力が無かった、結ヶ丘入学までは冬の時代だった。というかマルガレーテやラブライブ絡みの話が特に酷かった。

3期は新キャラのオニナッツの妹、冬毬は悪くはなかったしマルガレーテやオニナッツの印象改善等は悪くなかったけど…如何せん物語へのテコ入れが遅かったのと、6話の可可の家族絡みの話や8話でボロが出てたし、後半の個人回のクオリティも残念ながら今ひとつ。ラブライブ連覇の話もスカスカで面白くない。1期2期と比べたら見られるけど名誉挽回はならず。2期の失敗に日和すぎて立て直しする気概を失ってしまったのだろうか?

ライブシーンは曲はいいけど展開がダメというサンシャインパターンのそれ。特に1期8話(ガバガバ廃校物語と恋へのヘイトが織り成す感動ポルノ)、2期8話(かのんが宗教の教祖みたいに道の説法を始める)、3期8話(LiellaVSトマカノーテ、どちらの株も下げたくないばかりに勝負の命題を投げ捨てる)が顕著。勝負回と言えるタイミングで痛恨も痛恨な3期連続痛恨のミスをやらかしてしまっています。1期8話に関しては7話の設定ガバを引っ張ったから、3期8話に関してはそもそも制作側が炎上を日和って展開を間違えたなど理由は推察できますが、2期8話はマジで意味わからん。というか2期の存在そのものがどうしてこうなった。

総評としては1期後半の失速、2期の失敗、3期の要所要所のやらかしと、兎にも角にも作品としてガタガタではあった。ニコニコで評価が爆下がりしたのもやむなしだと思う。しかし…声優さんの努力や成長を明確に感じられるのは、スパスタならではの強み。作品の評判にめげず、もっと活躍して欲しいものであると思います。