★★☆☆☆
自分でもよくわかんないんすよ
シリーズ最大規模、日本の都市を巻き込んだ新たな物語。九州、北海道、大阪、名古屋、東京の1大都市を巡って4人の男と1人の少女のドラマが繰り広げられる…と言えば聞こえはいいが…
結局耄碌した近江連合会長が自分のわがままと偉くなりたいのに虚しさを感じた(後の青木遼も似た発言をしている)ために無理やりクーデターを巻き起こしただけのしょうもないシナリオに肩透かしを食らった感がある。老人ひとりに散々引っ掻き回されて挙句にラスボスがなんの肩書きもないぽっと出感の強いただのチンピラの相沢て…
遠い九州の地で新たな人生を送る桐生真島の死を知り2度目の脱獄と真相を追う冴島、アイドルになるために努力する遥、大阪である人物の死の謎を追う秋山、自分の野球賭博の裏で起きた陰謀を追う品田…スケールは大きいが中身は羊頭狗肉。桐生と冴島はまだいいが遥編は芸能界の陰湿な側面や朴社長の横暴でとことん不快な気分を味わわされ、挙句朴社長を人徳ある人物として持ち上げるのが気持ち悪かった。何故か朴に肩入れする秋山の株もダダ下がり。ライバルグループのT-SETが嫌うのも納得行くし彼女らも顔も性格もブ〇〇クなもんで好きになれない。
新主人公の品田がダメ人間感満載で魅力がない、今までの主人公なら喧嘩をふっかけられても戦うのに大して強く出ずに一方的に殴られるイベントも挟まって余計にマイナスの印象を植え付けられる。高杉に発破をかけられたりやる時はやる男なのだが…
ゲーム的にもバトルがもっさりしていて爽快感が薄れた印象。維新は5のエンジンと同じものを採用していると思われるが…維新と違ってなんか動きがもっさりしてて快適感がない。しかも敵の数は一丁前に多いのでとにかくダレる。
アナザードラマなどのサブ要素の方がどちらかと言うと面白かった。特にマタギは冴島の回復アイテム補給のためにも本編そっちのけでやり込んだほど。
冴島編までなら良作、遥編以降は右肩下がりでどんどん酷くなっていったという印象。シナリオがゴ〇なだけで他は普通に遊べる程度に面白いのだが…