★★☆☆☆ 無印の後追いを狙っている感が強く、キャラブレやストーリーの乱高下が酷い
私たち、輝きたい!!
ラブライブ!の続編。登場人物や舞台は一新されているが、肝心の内容はプロットはμ'sの流用で話の流れは前作と比べてストレスのたまる構造になっている。
廃校を巡って前作以上に常にギスギスピリピリした空気が漂っており、スクールアイドルに好意的な人物を除いては無印以上にキャラの関係性は冷えきっている。鞠莉が希ほど潤滑油的に役に立ってたかと言えばそうでも無いし…
キャラの扱いについては1期時点では全員ちゃんと魅力を出せてはいたがグレー。なんなら印象を悪くするのに至ってはある意味無印よりできてる。果南はサバサバした性格なのに3年絡みになると途端に陰険なキャラになるし、花丸はルビィとの絡みが終わるとすぐにフェードアウトして空気になるし…
もう一つ問題になっているのがカプ厨への媚び売りシーンだが、カプ媚び売りが露骨になるのは2期からなので1期では割愛。
「μ'sの再来」を狙いたかったのだろうが、いい所は再現しきれておらず悪いところは更に劣化させてお出ししているため、結局のところ、独自の美点が少なく、更にμ'sの悪いところはそのまま模倣して引き継いでしまっているという本末転倒な結果になってしまっている。
正直聖地がいい所であるということを除けば残念な出来としか言いようがない。沼津の風景描写はとても魅力的だと思います。